◆筆者プロフィール

アニメ考察歴10年以上。伏線・キャラ関係性・ランキングを中心に、
視聴体験と公式情報をもとに考察記事を執筆中。
「葬送のフリーレン」で、思想に隔たりができてしまったフランメとゼーリエ。なぜフランメとゼーリエの思想的断絶が起こったのか、また「誰もが魔法を使える時代」の夢の行方はどうなったのでしょうか。
- フランメの理想
- ゼーリエの合理主義
- 思想の断絶が示す未来
を原作描写をもとに考察します。
葬送のフリーレン|フランメとゼーリエの関係とは?
フランメはゼーリエの直弟子

© 山田鐘人・アベツカサ/小学館/「葬送のフリーレン」製作委員会
フランメは人間の限られた寿命の中で魔法の基礎を築いた人物です。ゼーリエは伝説的な大魔法使いで、フランメに魔法を教えました。
ゼーリエについてはこちらもぜひ。

ゼーリエの厳しい指導はフランメの才能を引き出し、反対にフランメの柔軟な発想はゼーリエの魔法を発展させました。
フランメは主人公フリーレンの師匠であり、したがってフリーレンはゼーリエの孫弟子にあたります。
フランメは人間で寿命が短く、作中開始時点ではすでに故人です。ゼーリエやフリーレンはエルフで長寿で存命しています。
[PR]
<電子書籍サービス>
電子書籍サービスのコスパ比較はこちら
原作を読む場合は【コミックシーモア】一択!
以下で70%クーポン配布中★

<動画配信サイト>
動画配信サイトのコスパ比較はこちら
映画やドラマも好きなら【U-NEXT】
以下から31日間無料で開始♪

葬送のフリーレン|フランメの理想とは?
魔法を通じて平和な世界を築くこと
フランメの理想は誰もが魔法を使える世界を実現し、平和な世界を築くことでした。フランメは幼い頃、魔族によって故郷と両親を失ったフランメは、魔族を根絶したいほどの強い憎しみを抱えていましたよ。
フランメは「防護結界」や「魔力量を隠す技術」などの役立つ魔法を開発し、後世でも活用されています。
また戦闘とは関係のない「花畑を出す魔法」を大切にしているところから、人の心を豊かにする魔法こそ大切だと思っていたと考えられますよ。
© 山田鐘人・アベツカサ/小学館/「葬送のフリーレン」製作委員会
フランメは自らの魔法を弟子であるフリーレンに継がせ、彼女がいつか魔王を打倒し、世界の平和を切り開く存在になることを信じていました。
魔王を倒した勇者一行についてはこちらでまとめています。

寿命の短いフランメですが、魔法を通じて人類全体を守りたいと未来を見越した考え方をしていたといえますね。
葬送のフリーレン|ゼーリエの合理主義
目的達成のために最も効率的な手段を追求する
ゼーリエの合理主義とは、感情や理想よりも効率と秩序を優先して魔法を発展させようとする思想のことです。ゼーリエについてはこちらの記事もぜひご覧ください。

ゼーリエはかつてはフランメのように「誰もが魔法を使える世界」を夢見ていたものの、長い時を生きるうちに効果的かつ効率的な手段で物事を進めた方が長期的なリスクを抑えられると考えるようになりました。
そのため、魔法を純粋な力や技術として捉え、戦闘における効率性や実用性を重視しています。弟子に関しても厳選し、魔法は選ばれた者だけが持つべき高度な技術であるべきだという考えです。
ゼーリエはフランメのことをくだらない、分かり合えなかったといっていますが、全否定しているわけではなくフランメのことは認めている部分もある様子です。
#葬送のフリーレン 25話 視聴
人は短い人生だから決断する 相手を理解する事もしかり
ゼーリエは分かり合えなかったと言うが フランメは遺言を読んだ後の行動を予測出来るぐらい師を理解してた
この関係はフリーレンとヒンメルと似てる気がします #フリーレン #frieren pic.twitter.com/bzw5HFCzfv— 黒うさぎ (@krousagi) March 2, 2024
幼少期のフランメが可愛いのは勿論だが、手繋いでんの最高。しかもゼーリエうっすら微笑んでるし…!流石は弟子大好きゼーリエ。そして人間の魔法使いについての話の中で幼少期のフェルンが映る。
4代に渡る師弟関係が描写されてますね。#フリーレン #フランメ #フェルン#ゼーリエ pic.twitter.com/9tSarMBUrm— アニメ001 (@DnLdo59) March 1, 2024
ゼーリエは個人の感情や一時的な情緒に流されないよう努めていますが、合理主義だけでは進めない現実も理解しているように見えます。
葬送のフリーレン|2人の思想の断絶が示す未来:「誰もが魔法を使える時代」の夢の行方
両方の願った未来は訪れていない
フランメが理想とした「誰もが魔法を使える時代」は、ゼーリエが大陸魔法協会を設立し魔法を統制したことで、完全には実現しなかったといえます。
魔法使いの資格は厳しく管理されており、誰もが自由に魔法を使う環境は実現しませんでした。
しかし、ヒンメルたちの時代以降は人間の魔法使いが増え、洗濯などの実用魔法が生活に定着しています。
またフランメの影響を受けて帝国が魔法で発展しているところを見ると、ゼーリエが提唱した「選ばれた者のみが魔法を使う」という体制もうまく機能しておらず、両者の理想はいずれも完全には実現していません。
(´皿` ) 国家の形がどうであろうと、帝都には大魔法使いフランメの目指した理想が確かに息づいている。本件に関して、フリーレン様はもう外野の無関係者ではなくなってしまった。(⇒ 葬送のフリーレン /週刊少年サンデー2・3合併号) pic.twitter.com/RDeoGvkmGC
— ゴーゴリ1912 (@comment_nico2) December 15, 2024
帝国は魔法の力を使いゼーリエを亡き者にしようとしていることから、もしゼーリエが暗殺されれば誰もが魔法を使えるものの、平和から遠い世界になってしまいそうです。
まとめ
今回は、フランメとゼーリエの思想的断絶について紹介しました。
- フランメはゼーリエの直弟子
- 誰もが魔法を使えるようにして平和な世界を作りたいフランメ
- 目的達成のために最も効率的な手段を追求している合理主義のゼーリエ
- 誰もが自由に魔法を使える未来ではない
フランメの理想だけでは魔法の力が暴走する危険があり、ゼーリエの合理主義だけでは、魔法が停滞し人々の心から離れてしまう可能性があります。
現在、誰もが自由に魔法を使えるわけではありませんが、魔法の使用者は増えていますよ。その結果、ゼーリエが暗殺の標的となっている点は皮肉といえます。
この機会にアニメをお得に視聴したい人はこちらもぜひ。

- 【葬送のフリーレン】最終回予想!フリーレンは何を残すのか?人間理解と継承の物語
- 【葬送のフリーレン】後日譚作品としての最終回答|葬送のフリーレンが描く「結末」の意味
- 【葬送のフリーレン】フリーレンの死と継承の形|「旅は続くエンド」か「閉じるエンド」か
- 【葬送のフリーレン】フランメとゼーリエの対立構造|思想の継承と断絶を読み解く
- 【葬送のフリーレン】フランメの後悔と弟子教育|魔法収集=記憶収集説の真相
- 【葬送のフリーレン】七崩賢残党の思想的役割|物語後半に残された脅威を考察
- 【葬送のフリーレン】魔族の言語=欺瞞の構造を解き明かす|人間との決定的な違いとは
- 【葬送のフリーレン】「人は二度死ぬ」の再定義|像と記憶の継承が物語に与える意味
- 【葬送のフリーレン】フリーレンとフェルンの師弟関係|親子的情愛と継承の物語
- 【葬送のフリーレン】フェルン=人類最強説を徹底検証|師を超える瞬間はいつ訪れるのか
本ページの情報は2025年10月時点のものです。最新の配信状況は公式サイトにてご確認ください。













