◆筆者プロフィール

アニメ考察歴10年以上。伏線・キャラ関係性・ランキングを中心に、
視聴体験と公式情報をもとに考察記事を執筆中。
呪術廻戦の人気キャラクターである伏黒恵ですが、使っている式神や術式、領域展開は五条先生も一目置いているようでかなり強そうです。
さらに何事にも興味が無さそうな宿儺がなぜ伏黒恵に執着しているのかも気になります!また伏黒恵の過去や今後死亡してしまうような展開があるのかもいち早く知っておきたいですね!
そこで、今回は伏黒恵に注目して次の内容にまとめてみました。
- 伏黒恵の式神や術式&領域展開は強い?
- 伏黒恵に宿儺が執着する理由は&関係は?
- 伏黒恵の過去
- 伏黒恵が死亡するのかネタバレ!
アニメ呪術廻戦のネタバレも含むため、注意してくださいね。
呪術廻戦|伏黒恵の式神や術式&領域展開は強い?
伏黒恵の能力や強さ
伏黒恵の式神や術式・領域展開は、呪術師の中でもエリート、と言っても良いくらい「その年齢にしては強い能力」を持っています。
伏黒恵はすでに二級呪術師で、一年のなかで唯一単独で呪いを祓う任務を認められています。伏黒恵が初めて虎杖にあった時も、特級呪物両面宿儺を回収するための任務中でした。
伏黒恵は基本的に自分の影を使った式神を利用します。
また伏黒恵自身も運動能力が高いため、式神とタッグを組んで戦うスタイルが多いです。ただし伏黒恵は術式を使うために手を利用するため、手がふさがるような近接戦闘は苦手という弱点があります。
それでは、伏黒恵の術式や了解展開について詳しく紹介していきます。
術式:十種影法術(とくさのかげほうじゅつ)
伏黒恵が使う基本的な術式です。影を媒介として手で影絵を作ることで、式神が呼び出せます。禪院家相伝の術式として知られています。
基本的には2種類しか呼び出せず、完全に壊されると再び顕現できません。ですが破壊された式神の力は他の式神に引き継ぐことができたり、式神を合体させてパワーアップすることも可能です。
玉犬「白」
アニメ4話で特級呪霊によって破壊されてしまった白い犬です。呪力の探知機能がありました。
玉犬「黒」
嗅覚による呪力の探知機がある黒い犬です。白と一緒に呼び出されることが多かったですよ。
玉犬「渾」
額には二種の紋様のある白い部分がある巨大な黒犬です。白が破壊されたため、白の能力が黒に引き継がれて誕生しました。
狼男のように前足の爪で敵を攻撃します。
鵺(ぬえ)
大きな怪鳥で、アニメ4話では移動手段として使われていましたよね。巨大な体を利用して伏黒を掴んで移動することも可能です。
電気を帯びた翼で攻撃をし、ぶつかった相手を麻痺させる能力があります。
大蛇(オロチ)
奇襲攻撃に仕える蛇です。残念ながら宿儺に倒されてしまいます。
蝦蟇(がま)
カエルです!アニメ4話で長い舌を使って釘崎を救出し口の中に入れていましたよね。
不知井底(せいていしらず)
鵺と蝦蟇をミックスさせて伏黒が生み出した拡張術式です。羽根が付いたカエルのような姿をしています。不知井底だけは破壊されても再度顕在が可能。
ただ、不知井底の元である鵺と蝦蟇が破壊されると顕在できなくなってしまいます。
満象(ばんしょう)
大きな象で鼻から水を出して広い範囲に攻撃したり、大きさを利用して敵を押しつぶすことができます。呪力の消費が激しく、1体しか呼べません。
脱兎(だっと)
大量に呼び出せる白いウサギです。体当たりをして攻撃します。攻撃力は大きくないですが、数を利用して敵を混乱させたり囲い込んだりする能力に長けています。
八握剣異戒神将魔虚羅(やつかのつるぎいかいしんしょうまこら)
伏黒恵が使う十種影法術の中でも最強と呼ばれている八握剣異戒神将魔虚羅は、調伏できた者がいないという強さです。原作では渋谷事変で初めて登場しました。
実はこの術式は少年院で悠二を押さえ込んで伏黒の前に現れた宿儺と戦った時に出そうとした技です。
「布瑠部由良由良八握(ふるべゆらゆらやつかの)…」まで詠唱しており、その時は術式なのか領域展開なのか、その技の詳細は命を危険にさらす奥の手であること以外には明らかになってはいませんでした。
八握剣異戒神将魔虚羅は、伏黒も調伏できず自分自身も攻撃の対象となる捨て身の技です。ただしその強さは計り知れず、あらゆる事象への適応ができます。
アニメ23話で五条先生が「伏黒恵の奥の手のせいで強くなれない、自分が死ねば勝ちと考えている」と話をしていましたが、伏黒恵の奥の手とはこの八握剣異戒神将魔虚羅のことです。
式神は調伏しないと使えませんが、調伏するために呼び出すことは可能です。調伏は1人でなく複数人で行えますが、共に式神を倒さないといけません。
八握剣異戒神将魔虚羅は、江戸時代に伏黒と同じ十種影法術の使い手の禪院家当主が当時の五条家当主だった六眼持ちの無下限呪術使いと御前で対決したときに使われた技だと14巻117話で明かされました。
江戸時代の禪院家当主と五条家当主は、八握剣異戒神将魔虚羅を2人で調伏できず共に命を落としています。
八握剣異戒神将魔虚羅を呼び出せば自分も式神に倒される可能性が高いですが、確実に相手も倒すことができるということですね。
【2024/10/13 追記】

その後、伏黒恵の体に受肉した宿儺が八握剣異戒神将魔虚羅の調伏に成功します。八握剣異戒神将魔虚羅は右腕に呪霊をターゲットにした正のエネルギーでできている退魔の剣を持っていました。
さらに「あらゆる事象への適応」が可能です。宿儺は五条悟との戦いで八握剣異戒神将魔虚羅が無下限呪術に適応させ、五条悟を倒すためには世界を分断する斬撃を浴びせて倒しました。
領域展開:嵌合暗翳庭(かんごうあんえいてい)
効果や強さ
伏黒恵が使う領域展開嵌合暗翳庭は、影を広げ式神を無尽に召喚するという技です。式神の巣窟に誘われるため、特級呪霊も一瞬惑わされるほどの強さを持っています。
具体的には、3体以上の式神を呼び出し、伏黒恵の影を作ることも可能です。ただし技として完璧に習得できていないようなので、残念ながら攻撃は、必中ではありません。
アニメ23話でも、伏黒恵が自分の領域展開について不完全、不細工だとも語っていました。最終的には宿儺の指を取り込んだ呪霊の呪力のバリアで破られてしまいましたね。
原作16巻171話では、レジィ相手に体育館の空間を活かした嵌合暗翳庭を披露しました。無理矢理領域を閉ざしたような形のため、まだ必中ではありません。
しかし十種影法術の力を120%引き出すことに成功しました。
言葉の意味
嵌合暗翳庭は、「嵌合」と「暗翳」、「庭」の3つの単語から構成されている可能性があります。
「嵌合」とは、軸と穴がぴったり当てはまるという意味です。領域展開をする前の伏黒恵は、五条との特訓や宿儺との言葉を思い出し自分が限界を超えていなかったことに気が付きます。
そして限界を超えた自分の未来を想像し、術式と自分がぴったり当てはまったため領域展開を発動することに成功したと考察できますね。
「暗翳」とは、暗い影のことを意味します。嵌合暗翳庭は影の海のような空間のため、ぴったりな言葉だと考えられます。
「庭」には、一般的な家にある空地という意味の他に神事が行われる場所や神様が集まる場所という意味もあります。
今後どのような展開になるか分かりませんが、八握剣異戒神将魔虚羅を調伏するとすれば嵌合暗翳庭の中の可能性が高いです。仏教で信仰されている十二神将をモチーフにした八握剣異戒神将魔虚羅を調伏するのは、神事と言っても過言ではないと思います。
また伏黒の呼び出す式神の多くは、神として神社で祀られています。そのため、神様が集まる場所という意味の可能性もありますよね。
庭にも複数の意味があると考察できます。今後の展開にも注目です。
手の形の意味

嵌合暗翳庭を展開するときの手の形は、薬師如来印が元になっていると考察できます。薬師如来印とは、真言を唱えるときの薬師如来の手の形のことです。
また薬師如来の眷属である十二神将に布瑠部由良由良八握剣異戒神将魔虚羅がいることから、伏黒恵のモチーフが薬師如来と考察できます。
薬師如来は、民衆を導き、疾病を治癒して寿命を延べる存在だと伝えられていますよ。そのため、今後伏黒恵が世界の平和を導く存在になるかもしれませんね。
嵌合暗翳庭の元ネタやモデルは分かりませんでしたが、仏教の影響を受けている可能性が高いです。
呪術廻戦|伏黒恵に宿儺が執着する理由&関係は?
儺宿儺は伏黒恵を利用して復活を考えている?
両面宿儺は、伏黒恵に執着している理由はまだ明らかにされていません。しかし、両面宿儺は、伏黒恵や伏黒恵の使う技を利用して何か計画を立てているので執着していると考察できますよ。
伏黒恵の持つ力は宿儺も高く評価していて、弱い特級呪霊であれば勝てると語っています。また伏黒恵の生き様も宿儺は、気に入っているようです!
また執着する可能性として考えられる理由は、伏黒恵の持つ十種影法術で宿儺は完全復活を狙っている可能性があります。
モチーフである十種神宝には死者を蘇らせる死返玉があり、宿儺にとって魅力的な術だと考えられますね。
今後伏黒恵の術が原因で、宿儺が自分の肉体を得て完全復活する可能性も高いと思います。今後の展開に期待ですね。
伏黒にとって宿儺は命の恩人
ネタバレになりますが、今後両面宿儺は伏黒恵のそばにいたいからという理由で虎杖を蘇生させたり、伏黒恵を守るために呪術の発動を調整したりと他の人と明らかに違う態度を取ります。
原作14巻116話から120話での渋谷事変では、伏黒に反転術式を施して命を助けました。そして伏黒が調伏できなかった式神を倒すために、大量の一般人を犠牲にしてしまいましたよ。
結果的に伏黒は助かりましたが、自我を取り戻した虎杖の心に大きなダメージを与えた出来事になりましたよ。SNSでも両面宿儺の伏黒恵への執着ぶりは、話題になっています!
真相:伏黒への受肉

宿儺の狙いは、伏黒への受肉だと24巻213話でわかりました。虎杖悠仁の宿儺の力を抑える檻で、伏黒にも器になる可能性があったようです。そこで宿儺は契闊を唱えて虎杖悠仁から体の自由を奪い、小指を無理矢理伏黒に食べさせて受肉しました。
宿儺は伏黒に受肉したことにより、十種影法術も使えるようになります。
呪術廻戦|伏黒恵の過去・父親・姉
御三家禪院家の伏黒甚爾が父親
伏黒恵は御三家である禪院家の出身です。お父さんの伏黒甚爾(婿に入る前の名は禪院甚爾)は生まれつき呪力はありませんでしたが、素晴らしい身体能力と強い肉体を持ち五感で呪霊を認識できました。
甚爾は術師殺しと呼ばれ報酬や賞金を基に生活して荒れた生活を送っていましたが、伏黒恵の実母と結婚して一時落ち着いていました。
なお伏黒恵の父親である甚爾は当時高専二年の五条先生と戦い、実はすでに命を落としていますよ。なお伏黒恵は父親が死亡したことは、知りません。
いつか分かるときが来れば、どのような反応になるのかも気になりますよね。
ただ、伏黒恵の実母は恵を産み、すぐに他界していまいます。甚爾は伏黒恵が小学生になったころに後妻と蒸発してしまい、伏黒恵は血の繋がらない後妻の娘で血の繋がらない姉の津美紀と暮らすことになりますよ。
中学時代・姉津美紀との関係

伏黒恵は中学時代は周りの不良も恐れるほど荒れていました。しかし、善人である津美紀は呪いが原因で伏黒恵が中学3年生の時から寝たきり生活になっています。
津美紀が倒れたことが伏黒恵を落ちつかせ、呪術師として平和な世界を作ろうとしたきっかけになりました。
伏黒恵が虎杖のことを救った理由は、虎杖が津美紀と同じく善人だからと感じたからです。善人にこだわりを持つ伏黒恵は悪人には厳しいため、少年院で犠牲になった少年に冷たかったという訳ですね!
さらに伏黒恵はもともと甚爾の思惑で多額の金銭と引き換えに禪院家行く予定でした。ただ五条先生がその計画を阻止し、伏黒恵を高専からの金銭援助で生活させるようにしています。
呪術廻戦|伏黒恵が死亡するのかネタバレ!
最終回でも生存
【2024/10/13 追記】
結論をいうと、伏黒恵は宿儺に受肉されていた際のなごりで顔に傷が残ったものの生存しています。

伏黒恵の魂は受肉した宿儺が姉津美紀を殺害したことによって奥底に沈んでいました。さらに宿儺がくらった無量空処を肩代わりさせられていたことから、復活は難しいという声もありました。
しかし、虎杖から伏黒恵がいないと寂しいといわれてもう一度生きることを決意。肉体の主導権を取り戻し、復活しました。
【2025年12月10日追記】
公式スピンオフの「呪術廻戦≡」では本編から68年がたち、虎杖は不老不死、釘崎も年齢を重ねてご高齢になった姿が描かれています。
しかし伏黒恵については今のところ情報がありません。もしかすると、「呪術廻戦≡」のなかでは既に死亡している可能性があります。
【追記前の記載】
渋谷事変では仮死状態に
伏黒恵は、原作でも死亡していません。ただし、原作では渋谷事変で調伏できていない最強の式神である八握剣異戒神将魔虚羅を呼び出したことで仮死状態になりました。原作14巻116話から120話での出来事です。
その後伏黒恵は一時的に虎杖から体の主導権を奪った宿儺に助けられ、一命をとりとめましたよ。しかし宿儺は伏黒を守るために八握剣異戒神将魔虚羅と戦い、多くの一般人を殺害してしまいました。
渋谷事変が終了した後の伏黒恵は描かれていませんが、死亡してしまうかもしれない大きな問題が3つあります。
①禅院家の跡継ぎ問題

禅院家当主の直毘人は渋谷事変の戦いで命を落としてしまいました。直毘人が残した遺書には、五条悟が意思能力を無くした場合、禅院当主の座を息子の直哉ではなく、伏黒恵に譲ると書かれていました。
渋谷事変で獄門彊に封じられた五条悟は、16巻137話で渋谷事変共同正犯と認定され呪術界から永久追放、獄門彊からの封印解除は禁止されています。
そのため、伏黒恵が禅院家当主になる可能性が高まっていますよ。しかし禅院家当主の座を狙っていた直哉は激怒し、混乱する東京で伏黒恵に一筆書いてもらい殺そうとしています。
もうすでに直哉は東京にいて、虎杖と接触していますよ。今後伏黒恵は、直哉の戦い死亡する可能性もあると考えられます。
②覚醒した津美紀
長年呪われて寝たきりだった津美紀は、偽夏油にマーキングされていたことが16巻136話で分かりました。偽夏油の無為転変で目覚めた津美紀は、万という過去の呪術師に受肉されています。

伏黒は宿儺に受肉され、自らの十種影法術で津美紀を亡き者にしてしまいました。その結果、伏黒の魂は奥底に沈んでしまったようです。
③宿儺と虎杖の問題
伏黒が助けたいと思っている善人の虎杖は、渋谷事変の後、五条悟が封印され後ろ立てを失ったことで死刑執行の猶予がなくなりました。伏黒恵は、表向きには虎杖の居場所を探っていることになっていますよ。
今までは直哉の情報で伏黒も虎杖探してるっての、死刑の件もあるから虎杖の様子を見つつって感じなのかなーって思ってたんだけど、これ完全にガチで探してるけど見つけられてないパターンぽいな。
でも確かに伏黒の視点からだと、虎杖がどう行動に出ると思うんだろうな?
得た情報によるな…。— らい (@raise200J) March 12, 2021
さらに虎杖の目の前で伏黒が受肉したことから考えると、虎杖は相当傷ついていると考えられます。虎杖は魂を入れ替えることができるような描写が出てきました。

今後伏黒を助けるために、虎杖が魂の入れ替えを行う可能性があります。
まとめ
今回は伏黒恵に注目してみました。
- 伏黒恵は強い
- 宿儺は伏黒恵に受肉した
- 伏黒恵は父親が蒸発した過去がある
- 伏黒恵は生存している
伏黒恵は頼りになるキャラクターで、呪術高専1年生の中でも1番頼りになりそうです。宿儺が執着する様子は呪術廻戦のファンの中でもネタになることが多いため、アニメでどのように描かれるか楽しみですね。
伏黒恵の父親の甚爾もアニメで大人気でした。この機会にアニメをお得に視聴したい人は次の記事も参考にしてみてください。

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本ページの情報は2020年10月時点のものです。最新の配信状況は公式サイトにてご確認ください。

















