「光が死んだ夏」のなかでも特に謎の多いノウヌキ様。その正体や元ネタなどが気になりますよね。
本記事では、ノウヌキ様の正体についてネタバレを含めて詳しく考察します。「光が死んだ夏」が気になる人はぜひチェックしてください。
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光が死んだ夏|ノウヌキ様の正体や謎とは?
クビタチ村で古くから信仰されてきた存在
ノウヌキ様は、よしきや光らが暮らすクビタチ村で信仰されてきた存在です。「ウヌキ様」と呼ばれることもあります。よいものではなく恐怖の対象で、暮林からは地獄のようなものと表現されています。
神様の役目としては、何かと交換に願いを叶えます。たとえば1749年に忌堂家の当主が亡くなった妻忌堂ヒチの蘇生を依頼したところ、当時のクビタチ村の住人3分の1の怪死と引き換えに、願いを成就させました。
その後、ノウヌキ様は忌堂家の大事な人を連れ去るようになります。
禁足地の山に住んで、村にやってくることはありません。しかし忌堂光が「ナニカ」に変わった後、村の老婆の松浦はノウヌキ様が村に来たと叫んでいます。
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松浦は翌日何者かに殺害されたことから、ノウヌキ様の祟りを受けた可能性もありそうです。
クビタチ村ではかつて堕胎薬のうろぬき薬を使うことをうぬきさんと呼んでおり、命を山に返すという表現をすることで、罪悪感から逃れようとしていました。
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さらに田中によると、ノウヌキ様は元々架空の存在で、ヒカルの正体である14世紀ごろにあの世からやってきた落とし子と呼ばれるものがこの架空の神に取って代わって、信仰されるようになったと考えています。
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光が死んだ夏|ノウヌキ様の元ネタは?
日本の生け贄文化や沼男か
ノウヌキ様の元ネタは、公言されていません。しかし何かを捧げることで、願いを叶える生け贄文化は日本各地に伝わる生け贄文化が元ネタと考えられます。
たとえば長野県諏訪大社の御頭祭では、鹿や猪の首を神に捧げて神に祈りを捧げる習わしがあります。
ノウヌキ様は脳抜、クビタチ村は首絶村という漢字に変更できることからも、生け贄文化との関連は深そうです。
またノウヌキ様と関係の深い落とし子は、見た目や記憶が同じならそれは本人なのかという哲学者ドナルド・デイヴィッドソンの「沼男」が元ネタと考えられます。
「沼男」は作中よしきが教師から受け取ったプリントにも登場するため、関連は深いと思いますよ。
光が死んだ夏|ノウヌキ様とクビタチ村の歴史
口減らしをする
クビタチ村は近くの山で水銀が取れることで栄えたものの、ある年病気や事故が多発。食べ物も十分に確保できなくなり、水銀で堕胎薬のうろぬき薬を作り、口減らしを行っていました。
口減らしのことを山の神うぬきさんに返すという表現していたことで、ウヌキ様信仰がスタートします。さらに口減らしではなく、次第に生きている人を神に捧げる生け贄文化に変わったと推測されます。
ノウヌキ様信仰に変化
その後、ウヌキ様信仰は、偶然生け贄の首はなくなったことから生け贄の首を捧げるノウヌキ様信仰に変わっていきました。
村人たちは首を切り離して、その他の身体部分を離れた場所に埋めることで、罪や穢れを土地に移そうと考えます。
村周辺の地名から生け贄を埋めた場所が推測できます。
- 首断(現在の首立)
- 腕刈
- 腕入(明治中期に達磨捨に統合)
- 足取
- 達磨捨(現在は希望ヶ山)
田中の見解ではこの時点でのノウヌキ様は架空の存在でした。
後にクビタチ、アシドリ、ウデカリ、希望ヶ山にあの世とつながる穴があり、捧げられた生け贄が、あの世とつながる穴に吸い込まれて消えたように見えていたことが後に判明します。
落とし子の登場
1749年に忌堂光の先祖である当時の当主が、妻ヒチの蘇生をノウヌキ様に祈ります。このときたまたま落とし子がその場にいて、村人3分の1の命と引き換えに願いを叶えました。
このときより、忌堂家は生け贄になった首を供養する堂を管理しノウヌキ様を静めるために5年ごとに以下の儀式を行うことになりました。
- 村人を生贄にして忌堂ヒチを復活させた罪について償う
- 呪物となった忌堂ヒチの頭部をノウヌキ様に返す
- ノウヌキ様が山奥から姿を現さないように祈る
ノウヌキ様がケガレを集める祟り神として恐れられるようになったのも、この時期からだと考えられます。
この後村にはキリスト教信仰が広がり、忌堂家以外はノウヌキ様の存在を忘れていきます。光の父はノウヌキ様が架空の存在と知り、儀式を辞めようと提案していました。
しかし忌堂光はよしきに何かあってはいけないと儀式を行うために山へ向かい、転落死したと考えられます。
落とし子は忌堂光に成り代わり、ヒカルとして村にやってきました。
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まとめ
今回は、ノウヌキ様について紹介しました。
- クビタチ村で信仰されているよくないもの
- 落とし子がノウヌキ様に成り代わった
- 日本の生け贄文化や沼男が元ネタか
- 口減らしの信仰から発展
- 忌堂家が儀式でノウヌキ様を静めていた
ノウヌキ様は日本の生け贄文化と関連深いと考えられます。忌堂光の先祖が妻の蘇生を祈ったことで、大きな災いになってしまいました。
その後、落とし子が忌堂光に成り代わったことで、さまざまな現象が村に現れました。
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本ページの情報は2025年6月時点のものです。最新の配信状況は公式サイトにてご確認ください。