◆筆者プロフィール

アニメ考察歴10年以上。伏線・キャラ関係性・ランキングを中心に、
視聴体験と公式情報をもとに考察記事を執筆中。
最終回を迎えてもなお、多くの未回収の伏線が残っていると語られる「推しの子」。ツクヨミの正体やアイのDVDなど、読後にも解決されずに残る謎が数多く存在します。
なぜこれらの伏線が解明されなかったのか?この記事では、原作をもとに以下を紹介・考察します。
- 全伏線一覧
- 未回収の伏線一覧
推しの子|全伏線一覧
アクアとルビーの父親の正体:カミキヒカル

アクアとルビーの父親問題も物語の伏線のひとつでした。アイを殺害したストーカーは、アクアとルビーの父親に情報を与えられ、扇動されていたことが判明します。
遺伝子鑑定やあかねの推理を経て、アクアとルビーの父親はカミキヒカルだと判明しました。
ゴロー殺害の犯人:リョースケとカミキヒカル

アクアの前世であるゴローを崖から突き落とした犯人は、アイを殺害したリョースケだと判明しました。原作79話にて現場には、カミキヒカルがいたこともわかっています。
未来のインタビューシーン:カミキヒカルのインタビュー

アニメではカットされていますが、原作1巻からに収録されているインタビューは、15巻152話で作中劇「15年の嘘」の公開にあたり、カミキヒカルが関係者にインタビューしていた内容だと判明しました。
インタビュー中にルビーが醤油をこぼしたシーンが不穏という声もありましたが、最終回の様子を振り返ると本当に醤油をこぼしただけでした。
さらに黒川あかねがインタービューに登場しなかったので死ぬのではないかと言われていますが、最終回でも生存しています。
ゴローの遺体が15年間見つからなかった理由:ツクヨミが裏で手を引いていた

ゴローは崖から転落しており、遺体が15年もの間発見されませんでした。何らかの伏線が疑われましたが、裏でツクヨミのような神に近い存在が暗躍していたことが判明しています。
ファンタジー要素もある「推しの子」のため、ここは現実とは違う力が働いたという解釈で良いと思いますよ。
目の星の意味:才能や強い感情の象徴
目の星の意味は、才能や強い感情の象徴です。負の感情に支配されると両目に黒い星が現れます。
これはビジュアルから強い力をPRしたいという作者側の意図があると思われます。
推しの子|未回収の伏線一覧!
タイトルの【】の意味
タイトルの【】の意味は、「メタ演出としての“虚構を囲う枠”」だと考察します。
【】は意味があると作者がインタビューで語っていたものの、作中では明確に説明されませんでした。

『推しの子』の正式タイトルには、【推しの子】というように墨付き括弧が付されています。この括弧は日本語表記では「強調」や「引用」を示す際に用いられる記号として知られています。
以下のように考察しました。考察①から順に解説しますね。
考察①:【役柄】を示したもの
作中では、登場人物たちが社会やメディア、ファンから押しつけられる「こうあるべきだ」という役割に苦悩していく様子が繰り返し描かれています。
「誰かの推しの子」であることを過度に求められる状況そのものが、登場人物を縛りつけていたという点を、タイトルの括弧が象徴している可能性があります。
現実世界の「アイドルという職業が持つ虚構性・演出性」に対するメタ批評とともに、括弧は、アイドルやキャラを「役割を演じる存在」として捉える前提を表していたのだと考えました。
考察②:メタ演出としての“虚構を囲う枠”
【】は、作品世界を“外側から囲むフレーム”として設計されたメタ装置だと捉えました。
・タイトル全体が「演出された世界」を宣言する伏線
・枠の内側=物語/虚構、外側=読者・現実という境界の可視化
・登場人物たちが“物語に閉じ込められている”構造を象徴
・赤坂アカが語る「タイトルの括弧に演出意図がある」という発言とも一致
“この物語は演じられた世界である”という根幹テーマがあり、これをタイトルで直接表現するメタ構造であると考えました。
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考察③:多義性 × 読者への解釈委任
【】は、タイトル「推しの子」が複数の意味を同時に持つことを意図的に強調しています。
・“推しの子”=推しアイドルの子共
・“推しの子”=推している存在そのもの
・“推しの子”=物語上のキーキャラ(アクア/ルビー/アイ)
・“推しの子”=ファンが誰を選ぶかによって変化する存在
これらの多義性を括弧によって“曖昧化+強調”し、作品全体が扱う「虚像・アイドル性・ファン心理」を読者自身に投げ返す構造を作っています。作品全体が「ファン心理」「メディアの作り出す虚像」「転生/二重性」「演じられる人生/本当の人生」というテーマを扱っており、タイトルと括弧のスタイルはそれらを読者に直接提示する問いかけになっています。
【】は「この物語、あなたはどう読む?」と問いかける読者参加型のメタ装置だと考えました。
ツクヨミの正体
ツクヨミの正体は、「カラスの恩返し(転生体)」だと考察します。
作品の最終話でもこのツクヨミの正体は明らかにされませんでした。

ツクヨミは、 アクアとルビーの転生やゴローの遺体発見などにかかわっている謎多き少女です。カラスと登場することが多く、映画でも子役として出演しています。
さらにツクヨミは、日本神話と結びついた高千穂や八咫烏のモチーフとの関連性が示唆されていますよ。
ツクヨミついてさらに詳しくはこちらもぜひ。

「推しの子」は転生というファンタジー要素を含みながらも、基本的には現実を描いた作品です。そのため、強いファンタジー色を持つツクヨミの登場に驚いた読者は多く見られました。
途中までしか見てなかった推しの子2期見てるけどツクヨミとかいう最後まで謎だったキャラ思い出した
— 藍川 (@cDoG_moto) May 6, 2025
漫画「【推しの子】」を読了。
アニメでこの作品を知って早2年。一期の一話が一時間越えだった衝撃や内容のダークさに惹かれて原作を買うようになり、長いようであっという間の期間だった。
ただツクヨミの存在だけは強引に物語を動かす役割という以外は最期まで謎のままだったな。 pic.twitter.com/4aIw9AGhLx— やゆ (@HrdBEy0jCA35741) April 4, 2025
このようにSNSも、ツクヨミの存在がよく分からないという声が多い印象です。小説「二人のエチュード」では、ツクヨミが伝統ある神職の名家の子どもであることや、最終回後に成長した姿が描写されています。
これらの描写から、ツクヨミは肉体を持つ人間として生活していると推測できますよ。
その正体について16巻145話では、アクアとルビー(かつて入院中の 天童寺さりな と医者 雨宮ゴロー )がカラスを助ける場面が描かれています。この描写から、ツクヨミはこのカラスの転生体である可能性が高いと考えられますね。
以下のように考察しました。考察①から順に解説しますね。
考察①:カラスの恩返し(転生体)
ツクヨミは、かつて入院中の 天童寺さりな と医者 雨宮ゴロー が助けた“カラス”の転生体、あるいはその恩返しとして現れた存在だと推察できます。
ただし、カラスの転生体と考えても、以下のような疑問が残ります。
- アクアとルビーの転生について、なぜツクヨミが知っているのか
- なぜツクヨミはアクアやルビーの前に突然現れ、謎めいた言葉を残すのか
- カミキヒカルが芸能界で歪んでいく過程を、なぜツクヨミが知っているのか
これらの点を考察すると、ツクヨミがカラスの転生体であることはほぼ確実です。ただし、転生する際に神の力や役割を一部与えられた特別な存在である可能性が高いと考えています。
考察②:神話由来の“神的存在”(例:月読尊 または 天鈿女命)
ツクヨミは人間ではなく、芸能/運命/導きなどの神的役割を持つ存在があると考えました。名前や演出、カラスとの関連から神話モチーフとし、劇中での“導き手”“裏で操作する存在”の描き方などが、神話的存在との類似を示唆していると思います。
考察③:象徴・メタファーとしての“物語的モチーフ”キャラ
ツクヨミは“現実と虚構”“業界の闇”“再生と報い”など、作品テーマを象徴する存在であると考察しました。本編ラストまで「正体」を明かさず、読者に様々な解釈を委ねる構造であり、実体よりも“象徴”として機能させることで物語上の“顔のない演出”役=「正体不明のまま残す」キャラクタとして登場させたと考えられます。
アイが遺したDVDの意味
アイが遺したDVDの意味は、唯一「嘘をつかずに”本当の愛”を伝えた唯一の存在」だと考察します。
アクア宛てのDVDは作中で一部が明かされていますが、ルビー宛ての内容は明らかになっていません。

アイは「我が子が15歳になる時」という節目を指定してDVDを残しています。なぜアイは生前に五反田監督にこのDVDを託したのか、その理由は大きな謎です。
ルビーとアクアについてはこちらで解説しています。

以下のように考察しました。考察①から順に解説しますね。
考察①:嘘をつかずに”本当の愛”を伝えた唯一の存在
このDVDは、アイが虚像を脱ぎ捨て、子どもにだけ本当の自分を遺したものです。
・子どもへの純粋な愛情を隠さず伝えた“素のアイ”の記録
・生涯積み上げてきた“嘘と虚像”を最後に清算する行為
・死の予感・罪悪感・恐れからくる“懺悔と告白”という人間的本音
つまりDVDは、愛情 × 真実 × 恐れという、アイの“本当の心そのもの”を圧縮した唯一の媒体。芸能人・偶像としてのアイではなく、母であり、人間であり、弱さを抱えた“本物のアイ”が出ているものであると考えます。
考察②:物語全体を動かす真実の核(アクア・ルビー・虚像世界を貫くメタ装置)
このDVDが物語構造そのものを駆動させる“中心装置”になっています。
・アクアは復讐へ、ルビーは芸能界へと動かす“起動スイッチ”
・虚像だらけの世界で、DVDだけが“本物の情報”として配置される対比構造
・現実(映像)と虚構(芸能)の二項対立を象徴するメタファー
・作品テーマ(嘘・虚像・真実・家族)の核としての役割
つまりDVDは、登場人物の行動原理と、作品の思想構造を同時に動かす“真実の核”として扱われていると考えました。
考察③:DVDの内容は?アクアとルビーの対比表現
ルビー宛てのDVDの内容は、母親としてのアイから、娘ルビーへの愛と成長を願うメッセージだったと考察しています。
その根拠として、ルビーはDVDを視聴したと思われますが、その後も復讐心に駆られた無謀な行動を取っていないことが挙げられますよ。
アクア宛てのDVDにはカミキヒカルという父親について触れた内容がありましたが、ルビー宛てのDVDには父親に関する言及はなかったと考えられます。
アクアとルビーのDVDの内容について、以下のように比較してみました。
| 項目 | アクアのDVD | ルビーのDVD |
|---|---|---|
| 主な目的 | 復讐心の起点・母の死の真実を伝える | 母の愛情を伝え、心の支えにする |
| 内容の特徴 | – 母アイの死の真相、陰謀・裏側 – 自分を取り巻く嘘や不正の暴露 – 復讐心・怒りを刺激 | – 芸能人としての虚像を除いた素のアイ – 母としての無条件の愛情表明 – 罪悪感・懺悔の告白 – 人生の価値観・励まし |
| 伝え方のトーン | 冷静かつ事実重視、暗示的で復讐を促す | 温かく、母性的・情緒的、安心感と肯定を与える |
| 影響対象 | アクア:復讐への行動の動機、怒りの源泉 | ルビー:自己肯定・母からの愛の証明、芸能界での覚悟の支え |
| 虚像と本物の対比 | 虚像に対する反抗・暴露が中心 | 虚像を排した“唯一の本物”として存在、物語的象徴 |
| メタ的役割 | 物語の推進力・事件解明のトリガー | 登場人物の心の成長・物語テーマ(愛と真実)の象徴 |
アクアのDVDは「復讐と真実の行動原理」を与える 外向きの装置となり、ルビーのDVDは「愛と肯定・人生の価値」を伝える 内面向きの装置となっています。
二つのDVDはそれぞれ兄妹に異なる影響を与える「二重構造」を持つが、虚像だらけの世界における “唯一の本物の存在” というメタ的意義を帯びています。
考察④:なぜ五反田監督?自身にもDVDの内容を見てほしかった
一方、身近な保護者である宮古や壱護ではなく、なぜ五反田監督に託したのでしょうか。これは五反田監督と「本物の私を撮る」という約束を交わしていたこと、そして場合によっては五反田監督自身にもDVDの内容を見てほしいというアイの願いがあったためと考えられます。
考察⑤:なぜ15歳?自分が身ごもった年齢にDVDを渡したかった
アイが15歳という年齢を指定した理由は、自身が子どもを身ごもった年齢と重なること、そして大人になる直前の双子に何かを伝えたいという母親としての意図があったためと推測されます。
考察⑥:なぜ15歳?たまたま命を落とす前にDVDができた
DVDを亡くなる直前に託したことについては、偶然のタイミングだった可能性が高いと考えられますよ。
アイが自分の死期を予感していたという意見も存在しますが、もし本当に予感していたのであれば、襲撃を避けるための警戒をより強めていたはずです。したがって、DVDを託したタイミングはあくまで偶然だったと結論づけられます。
片寄ゆら殺害の真実
片寄ゆら殺害の真実は、「芸能界の闇による暗殺/事故の偽装」だと考察します。
作品の最終話でもこの真実や動機、容疑者は明らかにされませんでした。

片寄ゆらの殺害は、ニノの「アイを超える存在」への嫉妬や、カミキ・ヒカルの計画の一部として描かれていますが、具体的な動機は明らかにされていません。
もしアイを超えそうな人物を次々と手に掛けていたなら、きりがありません。芸能界で相次ぐ死亡事故として大きな問題になっているはずです。
また、見かけ上は転落事故のようにも見えますが、作中描写からはニノが関与していた可能性が示唆されています。ニノについてはこちらもぜひ。

以下のように考察しました。考察①から順に解説しますね。
考察①:芸能界の闇による暗殺/事故の偽装
芸能界の権力構造、派閥争い、作中で描かれる「闇の力」「契約条件」などがありました。殺害が表向き事故やストーカー事件として処理されている点からも、人気アイドルゆらの存在が、権力者や大手事務所の利害に反して排除された可能性があると考えました。
考察②:ストーカーによる犯行
作中の状況描写において、警察・マスコミの扱いが“単独犯による事件”として処理されています。推理要素としては可能性が高いですが、動機や手口の描写は断片的です。
考察③:アクア/転生者絡みの影響
作中では、アクアの行動や母・アイの過去との接点が事件の背景に微妙にリンクする描写があります。直接の犯人ではないが、構造上の因果関係として考えられます。
物語構造上、アクアの復讐や転生者の存在が間接的に関係している可能性を考察してみました。
考察④:メタ・象徴的演出
作者による衝撃演出のため、事件そのものの詳細よりも、読者に「芸能界の闇と虚構」を印象付ける構造として描かれると考えました。
作中での殺害は単に「芸能界の危険性・虚像の裏の現実」を示す象徴的事件である可能性があると思います。
考察④:ニノが事前に現場を調べていた
ニノが足を滑らせやすい場所を調べ、カミキヒカルに伝えていた可能性も考えられます。この点については、もう少し作中で言及があると分かりやすかったですね。
まとめ
今回は、未回収の伏線について紹介しました。
- 父親のについての伏線は回収された
- タイトルの【】の意味やツクヨミの正体などが謎のまま
「推しの子」の未回収の伏線は多く、とくにツクヨミの正体は最後までよく分かりませんでした。そのほか今回紹介した伏線は作品の核心に触れる謎であり、今後も多くの考察を生むと思います。
アニメを見ながら未回収の伏線を考察することで、物語をより深く楽しむことができますよ。
この機会にアニメをお得に視聴したい人はこちらの記事もぜひ。

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