【葬送のフリーレン】魂の眠る地オレオールの正体に迫る｜フリーレンはヒンメルと再会できるのか

「葬送のフリーレン」に登場する魂の眠る地オレオールは、死者の魂が安らぐ場所とされ、フリーレンが長き旅の果てに目指す地です。

なぜオレオールが魂の行き着く終着点とされるのか。フリーレンは本当にヒンメルと再会できるのでしょうか。

この記事では、原作をもとに以下を紹介・考察します。

葬送のフリーレン｜オレオールとは？正体を考察

死者の魂と対話できるとされる伝説の地

© 山田鐘人・アベツカサ／小学館

オレオールは、魔王城がある北方の地エンデに位置し、死者と対話できる伝説の地とされています。かつてフリーレンの師であるフランメが辿り着いたとされていますよ。オレオールという言葉自体には、ラテン語で「光輪」や「後光」という意味があります。

フリーレンは再びヒンメルの魂に会うため、オレオールを目指して旅をしていますよ。また魔王がこの地に魔王城を建てたのも、魂が集う場所を何らかの形で利用しようとしていたためと考えられます。

ただしアニメ4話で登場したようにフランメの手記にしかオレオールの記述がなく、他の記録が存在しません。

そのためオレオールは精神魔法の使い手で南の勇者の討伐に参加したという七崩賢グラオザームが操る幻影魔法「アンシーレシエラ」で作られた仮想次元、もしくは精神投影世界である可能性もありますよ。「アンシーレシエラ」は楽園へと導く魔法ともいわれ、魔法の力で、本人が心に描く理想の夢を永遠に見させるとされています。

© 山田鐘人・アベツカサ／小学館

七崩賢についてはこちらもぜひ。

【葬送のフリーレン】七崩賢の思想的多様性｜マハトと他の七崩賢の違いを比較考察「葬送のフリーレン」に登場する魔王の部下・七崩賢は、同じ魔族でありながら多様な思想を持つことで物語に深みを与えています。特にマハトと他の...

もしオレオールが幻影であると判明した場合、フリーレンは旅の目的を失うかもしれません。しかし旅の過程で得た経験や人間とのつながりが、フリーレンの人生を豊かにしてくれるのではないかと考えられます。

葬送のフリーレン｜フリーレンはオレオールでヒンメルの魂と再会できるのか？結末予想

ヒンメルの魂と再会できる可能性は低い

フリーレンはオレオールでヒンメルの魂と再会する可能性は低いと考察しています。理由は主に3つありますよ。

理由①オレオールの信ぴょう性が低い

1つ目の理由は、オレオールに関する情報の信ぴょう性が低いからです。大魔法使いフランメの記録によれば、そこは死者の魂が静かに眠る神秘の地であり、生者が死者と語らえる唯一の場所とされています。

しかしフランメの手記以外に手がかりがなく、他に訪れた人物の記録が存在しないのも不自然です。そもそも本当にあるのかさえ、作中で名言されていません。

もしかして本当はオレオールで死者と対話できるのは嘘で、オレオールを目指す旅そのものが死者との対話だったりします？#葬送のフリーレン

— Shuhei Ogura (@shuhei_ogura) February 24, 2024

フリーレン、オレオール目指してるのヒンメルが好きだからまた会いたいって感情もあるんだろうし、そうなると辿り着くまでにでかいボス戦的なのがあるか辿り着いても嘘か幻想で「結局なかったよヒンメル」的なオチか、死して本当の天国で再開するハッピーエンドなのか、どれになるんだろうって思ってる

— T(s)uNE (@Tsune20102) November 20, 2023

このようにSNS上でも、オレオールは幻の存在であり、旅そのものがヒンメルの魂との対話なのではないかという声があります。

オレオールについたものの、やはり幻だったという最後になるのではと考察していますよ。

理由②ヒンメルの魂が無になった可能性がある

ヒンメルの魂が無に還っているため、オレオールで再会できないと考えられます。

アニメ第1期エピソード4で、アイゼンは「人は死んだら無に還る」というドワーフの伝統的な死生観を語っています。

© 山田鐘人・アベツカサ／小学館

ヒンメル一行についてはこちらで紹介していますよ。

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このときフリーレンは、数千年前までは「無に還る」という死生観が一般的だったと語っています。

ヒンメルの死後、彼の魂がどこに行ったのかは明確ではありません。しかしアイゼンの言葉からは、ヒンメルの魂が無に還ってしまい、オレオールに存在しない可能性が高いことが示唆されているように思われます。

理由③フリーレンはすでにヒンメルに再会している

© 山田鐘人・アベツカサ／小学館

原作12巻108話で、フリーレンは過去に飛ばされてヒンメルに再会しています。このときフリーレンは女神の石碑に触れ、過去のヒンメルとの対話を通じて後悔と向き合う経験をしました。

仮にオレオールにヒンメルの魂があったとしても、すでに108話で再会しているため、二番煎じになってしまう可能性があります。オレオールが存在したとしても、別の形で描かれるのではないかと考えられますよ。

魂との物理的な再会ではなく、フリーレンの記憶の中にあるヒンメルとの精神的な対話をもって、物語は幕を閉じるのではないでしょうか。

まとめ

今回は、オレオールについて考察しました。

オレオールについては、作中ではフランメの手記以外に明確な手がかりはありません。魂がどこに向かうのか、死後の世界がどのような構造なのかは、考察の余地が大きく残されています。

ただしヒンメルの魂が無に還っていて再会できなかったとしても、オレオールを目指すフリーレンの旅は、彼女の成長を促す糧になると思われます。

この機会にアニメをお得に視聴したい人はこちらもぜひ。

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本ページの情報は2025年10月時点のものです。最新の配信状況は公式サイトにてご確認ください。