北条高時の側室である常葉前の兄で北条時行の叔父。保身と恩賞欲しさに北条家を裏切る。作中での死因は北条時行の仇討ち。
「逃げ上手の若君」の五大院宗繁は、北条家側だった人物にもかかわらず、主君の子を敵に引き渡した裏切り者として描かれています。
なぜ北条家を裏切ったのか?死因は?北条時行との関係は?
本記事では原作を元に考察しています。
- 五大院宗繁とは?
- 裏切りの真相
- 死因について
逃げ上手の若君|五大院宗繁とは?北条時行との関係についても
五大院宗繁は私利私欲のために血縁すら売り飛ばした、鎌倉時代屈指の不忠者として描かれています。
正体や北条時行との関係:北条高時の側室である常葉前の兄
五大院宗繁は、幕府の最高権力者である北条高時の側室の兄に当たります。
北条時行についてはこちらもぜひ。

つまり、北条高時の嫡男である北条邦時にとって五大院宗繁は実の伯父。北条時行にとっては、父親の側室の兄ということで伯父という立場になる人物なのです。
五大院宗繁は妹が幕府の最高権力者・北条高時に嫁いでいたため、実力以上の地位を得ていました。親族関係を背景に地位を得ていたと考えられますね。
北条邦時の護衛役を任されていたことからも、一定以上の信頼を得ていたことが分かります。
声優:伊丸岡篤
声優は、マウスプロモーション所属の伊丸岡篤さんです。『ジョジョの奇妙な冒険』のルドル・フォン・シュトロハイム役、『転生したらスライムだった件』のミッドレイ役などで知られています。
逃げ上手の若君|五大院宗繁の裏切りの真相!史実と作品を比較
五大院宗繁は漫画「逃げ上手の若君」においても、参考にしたと考えられる史実「太平記」においても、一貫して卑怯な裏切り者として描かれています。
五大院宗繁は極端な保身と恩賞への欲求から、北条家を裏切りました。
裏切りの真相:保身と恩賞欲しさが原因

五大院宗繁が北条家を裏切った理由は、保身や恩賞への執着が動機と考えられます。
五大院宗繁は北条家の親族として厚遇され、次代の主君となるべき北条邦時の護衛役を託されていました。
五大院宗繁の妹の常葉前が邦時の母であることから、宗繁は血縁的にも北条家から信頼されていた人物です。
北条高時は「いつか天下が乱れたとき、邦時を旗頭に北条家を再興してほしい」と願い、五大院宗繁もこれを受け入れました。
しかしその後、新田義貞による落ち武者狩りが行われ、北条一族を匿えば命はないという厳しい現実に直面。五大院宗繁は保身と恩賞欲しさために、北条邦時の命を敵に売り渡しました。
アニメ2話では幼い北条邦時に対して過剰な暴力を加えるという非道な行いを見せるシーンもありましたよ。
御恩と奉公が武士の根幹とされた時代において、この行動は裏切られた相手はもちろん、受け入れた新田側からも忠義の欠片もないと切り捨てられるものでした。
この徹底した外道ぶりから、作品内では鬼畜大賞1333という不名誉な称号を与えられているほどです。
その後、「逃げ上手の若君」では宗繁は返り咲きのために時行の身柄を狙い始めます。
史実と物語の違い:密告によって新田勢に討たせるつもりだった

史実「太平記」での五大院宗繁は「没落した主君の子を守って死ぬより、密告して所領を得る方が得策だ」と翻意しました。ここでは漫画「逃げ上手の若君」と共通しています。
その後「太平記」には五大院宗繁は北条邦時に対し、「一緒にいると目立つため、一人で伊豆へ逃げなさい」と言いくるめて夜闇に送り出し、その裏で新田方の船田義昌に密告して待ち伏せをしたと記されています。
「太平記」では、密告によって新田勢に討たせるつもりだったようです。
密告を受けた船田義昌は、不忠者と感じながらも北条邦時の首が重要であるため、五大院宗繁の申し出を受け入れました。
その後、相模川の岸で待ち伏せし、幼い北条邦時を捕縛。鎌倉に連行された北条邦時は翌日に処刑されました。
死亡者一覧についてはこちらもぜひ。

漫画「逃げ上手の若君」では、宗繁の裏切りがより残酷に描かれています。アニメ2話では北条邦時を売り渡す際、五大院宗繁が直接暴力を振るう場面も追加されていますよ。
なおそもそも五大院宗繁という人物は本当にいたのかは定かではありません。
「北條貞時十三年忌供養記」に記載のある五大院高繁を「太平記」では名前を間違えて記載したか、五大院高繁という人物をモデルに、物語を盛り上げるための悪役として作ったのではないかという説もあるそうです。
逃げ上手の若君|五大院宗繁の死因とは?
五大院宗繁の死因は、漫画「逃げ上手の若君」では北条時行の手によって討ち取られるという劇的な最期を迎えました。
一方史実とされる「太平記」では裏切りが露見した後の孤独な逃亡生活の末に路傍で餓死したと伝えられています。
漫画「逃げ上手の若君」:北条時行による討伐
「逃げ上手の若君」では、五大院宗繁はアニメ2話で賽の鬼として登場し、北条時行を捕らえようとする強敵として描かれています。
武芸に優れ、剣の腕も鋭い五大院宗繁は、北条時行を圧倒する場面も多く、物語序盤の重要な敵役として存在感を放ちます。
しかし、北条時行の逃げの才能に翻弄され、弧次郎や亜也子の誘導もあって形勢が逆転。最終的に北条時行に討たれて死亡しました。
弧次郎や亜也子らについてはこちらもぜひ。
「太平記」:餓死
「太平記」では、五大院宗繁が邦時の居場所を教えたものの、望んでいた恩賞を得られなかったと書かれています。
そしてむしろ不忠者として扱われ、処刑されそうになり、逃げ延びた後は助ける者もいない状態に追い込まれます。誰からも見放された末、食うものもなく路上で命を落としたそうです。
歴史上では五大院宗繁は餓死していますが、漫画「逃げ上手の若君」では北条時行の覚醒を促すための意味のある死へと昇華させるアレンジが加えられたといえますね。
まとめ
今回は、五大院宗繁について考察しました。
- 北条時行の叔父
- 恩賞欲しさに北条家を裏切る
- 作中では北条時行による討伐で死亡
五大院宗繁は裏切りによって社会的信用を失い、孤立した末に命を落とした人物です。
漫画「逃げ上手の若君」と「太平記」では死因の描写が異なるものの、いずれにしても魅力的な悪役として描かれています。
五大院宗繁の活躍を振り返りたい場合はこちらの記事もぜひ。

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本ページの情報は2026年5月時点のものです。最新の配信状況は公式サイトにてご確認ください。




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