壬氏の焼印は原作小説8巻20話。猫猫への愛情や皇位継承権を放棄する意思を示すために行われました。
「薬屋のひとりごと」で猫猫との関係を進めたい壬氏が自らの体に傷を刻む焼印を行うシーンが登場します。
焼印が登場する具体的な巻数と話数とは?焼印の理由とは?壬氏の皇位継承と猫猫への想いとは?
本記事では原作を元に考察しています。
- 壬氏の焼印は原作小説の何巻何話
- 壬氏はなぜ焼印を押した
- 壬氏の焼印は猫猫への想いとどう関係する
- 皇位継承と猫猫への影響
薬屋のひとりごと|壬氏の焼印は原作小説の何巻何話?
「薬屋のひとりごと」で壬氏が自分の体に焼印を押す場面は、原作小説8巻20話「王手」に登場します。
壬氏についてはこちらもぜひ。

壬氏の焼印は原作小説8巻20話
引用元:©日向夏・イマジカインフォス
壬氏が自らの身体に焼印を押す展開は、ヒーロー文庫から刊行されている原作小説の第8巻第20話「王手」に収録されています。
冬の深夜、護衛や従者を一切排除した密室に、皇帝、新しく后となった玉葉后、そして猫猫が集められました。
静まり返った部屋の中で、壬氏は火鉢の炭をかき混ぜて赤々と熱した火かき棒を手に取ります。そして、誰の制止も聞かずに自身の左脇腹へ迷いなく押し当てました。
肉の焦げる匂いとともに刻まれたのは、玉葉后に与えられた紋です。これは所有や隷属を連想させる印であり、一国の皇弟が施すにはあまりにも過激な行動でした。
玉葉后や皇帝についてはこちらもぜひ。


壬氏がこの手段を選んだのは、自ら皇位継承権を放棄する意思を示し、臣下としての立場を望んでいることを明確にするためです。
皇帝や玉葉后、そしてその子である東宮に対して、敵対しない意思と服従の姿勢を示すことで、周囲の警戒を解く狙いがありました。
同時に、消えない傷を体に刻むことは、自分を偽りなく受け入れてくれる相手以外との結婚を拒む覚悟の表れとも考えられます。
政略結婚の道具とされることを拒み、猫猫だけを妻に迎えるための強い覚悟が、あの痛々しい焼印という形になって表れたのです。
小説家になろう版には描写がない
Web連載版の「小説家になろう」には、壬氏が自ら火かき棒で焼印を押すというショッキングな描写は存在しません。
Web連載版と書籍版では一部の描写や展開に違いがあり、壬氏の覚悟の示し方にも違いが見られます。
壬氏の焼印シーンは漫画・アニメでは未登場
2026年11月時点では、壬氏の焼印のシーンは漫画版・アニメ版のどちらにも登場していません。
『薬屋のひとりごと』には、ねこクラゲが作画を担当する『月刊ビッグガンガン』版と、倉田三ノ路が作画を担当する『月刊サンデーGX』版の2種類の漫画があります。
どちらも原作小説をもとに物語が進んでいますが、焼印が登場する8巻の内容には到達していない状況です。
アニメについては、2026年10月2日から第3期が放送されています。
第3期は原作小説5巻以降の内容が中心とされ、焼印の場面はまだ映像化されていません。
漫画とアニメの収録状況を整理すると、以下のとおりです。
媒体 | 焼印の登場状況 |
|---|---|
原作小説(ヒーロー文庫) | 8巻20話「王手」に登場 |
| Web連載版(小説家になろう) | なし |
漫画(ビッグガンガン版) | 未登場 |
漫画(サンデーGX版) | 未登場 |
TVアニメ | 第3期放送中・未登場 |
アニメ第3期の第2クールは2027年4月に放送予定ですが、焼印のエピソードがいつ映像化されるかは発表されていません。
現時点で壬氏の決断を詳しく知りたい場合は、原作小説8巻を確認するとよいでしょう。
薬屋のひとりごと|壬氏はなぜ焼印を押した?場所と意味を解説
壬氏は皇弟として皇位継承権を持ち、猫猫と結ばれて子どもが生まれれば、玉葉后の息子である東宮と対立する可能性があります。
猫猫がプロポーズをためらった理由も、玉葉后の敵になりたくないという思いでした。
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壬氏は言葉で皇位を望まないと述べるだけでは足りないと考えました。そこで、消えない傷を残して覚悟を示すために焼印を選んだのです。
焼印を押したのは脇腹!刻まれた印の意味は玉葉后への忠誠

©日向夏・イマジカインフォス/「薬屋のひとりごと」製作委員会
焼印の場所は脇腹です。帯を緩め、臍のあたりを露出させたうえで、熱した道具を押し当てます。
刻まれたのは玉葉后に与えられた紋で、かつて奴隷の所有を示すために使われた焼き印の形を模したものです。
この印は見た目以上に重い意味を持ちます。体に永久に残る傷になるため、肌を容易に見せにくくなると考えられます。
帝位に就く立場では不都合が大きすぎるため、事実上、皇位を継ぐ道を自ら遠ざけようとした形になりますよ。
猫猫・皇帝・玉葉后の前で行われた行為でもあり、「後戻りしない」という宣言として機能しました。
火傷の治療は猫猫が担当します。壬氏が印の存在を知る者にしか体を見せにくい状況が生まれ、結果として二人の関係を物理的にも近づけました。
薬屋のひとりごと|壬氏の焼印は猫猫への想いとどう関係する?
壬氏の焼印は単に皇位継承者という重圧から逃れるためだけではなく、猫猫との関係を進めたいという強い意志も込められています。
原作7巻のプロポーズと猫猫が抱えた懸念に関係
焼印のエピソードへとつながる重要な前哨戦となるのが、原作小説第7巻で描かれた壬氏から猫猫への求婚です。
壬氏は以前から猫猫に対して特別な感情を抱いていましたが、7巻でついに自身の想いをストレートな言葉にして伝えました。しかし、猫猫はこの求婚をすぐに受け入れることはできませんでした。
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猫猫が懸念したのは、ふたりの「身分差」と「政治的立場」です。
- 皇弟としての身分:壬氏が皇族の地位にある限り、正妻や側室を迎える際には 国家的な思惑や政略結婚がつきまといます。
- 後宮や権力闘争への巻き込まれ:花街育ちの毒薬オタクである猫猫が皇族の妻となれば、周囲からの反発や暗殺のリスク、ドロドロとした権力闘争の渦中に置かれます。
猫猫にとって、壬氏の身分の重さは平穏な暮らしを脅かす最大の壁であり、壬氏を嫌って拒んだわけではありませんでした。
自分がその立場に収まることの現実的なリスクを誰よりも理解していたからこそ、懸念を払拭できなかったのです。
壬氏は猫猫のそうした思考や自分と距離を置こうとする姿勢を熟知していました。
身分という障壁を取り除き、猫猫を安全な形で自らの伴侶に迎えるには、自身が皇位継承権を手放す意思を示す必要があると考えたのでしょう。
焼印を目にした猫猫の反応
壬氏が自らの脇腹に焼印を押したとき、猫猫は驚きと怒りをあらわにします。
原作小説8巻20話「王手」では、壬氏が皇帝と玉葉后の前で焼印を押す場面に猫猫も居合わせていました。
突然の行動に動揺しながらも、猫猫は負傷した壬氏の手当てを考えます。薬師としての知識を持つ猫猫にとって、目の前で起きた火傷を放っておくことはできません。
しかし、猫猫の反応は冷静な治療だけにとどまりませんでした。
普段は感情を表に出すことが少ない猫猫が、壬氏の無茶な行動に対して声を荒らすのです。焼印の場面は、猫猫の感情が強く表れたエピソードとしても印象に残ります。
薬屋のひとりごと|壬氏の焼印が皇位継承や猫猫など物語に与えた影響を考察!
壬氏は、言葉で説明するだけでは猫猫の不安を消せないと考えました。
そこで玉葉后に仕える者を示す印を脇腹に刻み、皇位継承を望まない覚悟を後戻りできない形で示したのです。
焼印によって猫猫の態度を軟化させた
焼印直後、治療を担当したのは猫猫でした。猫猫は火傷の痕が残る壬氏の体を診る立場になり、二人の距離はそれまでよりも近くなりました。
印の存在を知る者にしか肌を見せにくくなるため、結果として猫猫以外に体を委ねにくい状況が生まれました。この出来事をきっかけに、猫猫の態度にも変化の兆しが見えます。
壬氏の強引さを責めながらも関わるなかで、後の巻で猫猫自身が気持ちに向き合う下地が作られます。
結婚についてはこちらもぜひ。
一方で、関係がすぐに甘いものに転じたわけではありません。
猫猫は依然として身分差や後宮の事情を優先し、壬氏の想いを素直に受け止めるには時間がかかります。焼印は二人を近づけた一方で、猫猫の慎重さを際立たせる役割も果たしたといえます。
焼印は究極の愛情表現
壬氏は猫猫との未来を手に入れるため、地位や外見だけでなく、自らの身体にまで代償を課しました。
普通であれば避けたい痛みを受け入れたのは、猫猫への特別な感情があったからでしょう。
ただし、焼印を恋愛感情だけで説明することはできません。同時に、体に永久の傷を残す行為は、皇位を継ぐ道を自ら塞ぐ覚悟の意思表示でもあります。
言葉で「臣下になりたい」と訴えるだけでは足りないと判断し、消えない証拠を体に刻んだわけです。皇帝や玉葉后の前で行われた点も重要で、公私両方への宣言として機能しています。
愛情と覚悟が重なった行動であり、どちらか一方に割り切れるものではありません。壬氏の人物像を考えるうえで、個人の感情と皇族としての責任が同時に働いた結果と捉えるのが自然です。
焼印を押しても皇位継承の問題が残る理由
焼印は、壬氏が皇位を望まないという意思を示したものの、皇位継承の問題を完全に終わらせたわけではありません。
壬氏の出生や皇族としての立場は、宮廷政治の中で依然として重くのしかかります。
公的には皇弟である壬氏には、皇位継承をめぐる立場があります。血縁上は現皇帝の子という事情もあり、結婚や子どもの有無は、玉葉后や東宮との関係に直結します。
そのため、焼印は「もう争わない」という意思表示であっても、周囲がすぐに受け入れる保証にはなりません。皇帝や玉葉后の判断、朝廷内の勢力関係、そして壬氏自身がどこまで皇族としての役割を離れられるかが、今後も関わってきます。
まとめ
今回は、壬氏の焼印について紹介しました。
- 壬氏の焼印は原作小説8巻20話
- アニメや漫画にはまだ登場していない
- 焼印を押したのは脇腹
- 刻まれた印の意味は玉葉后への忠誠と敵対しない意思の表明
- 猫猫への愛情と皇位継承を放棄する覚悟が感じられる
自分の望みをかなえるために大胆な行動を起こす壬氏と、その行動を冷静に見つめようとする猫猫。
対照的な二人だからこそ、焼印をめぐるやり取りには、単なる恋愛描写では終わらない複雑さがあります。
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本ページの情報は2026年11月時点のものです。最新の配信状況は公式サイトにてご確認ください。


















